結婚式、披露宴を行う場合、一般的には、必ず招待状を作成して、郵送するか、普段からお会いする人には手渡しで渡したりします。

その招待状は、記載内容が大事なのは言うまでもありませんが、封筒の封印シールや切手についても、結婚式にふさわしく、おめでたい配色の物や専用品を用います。その中でも、最も目につく宛名書きは、招待状の中で非常に重要なポイントになります。

結婚式には、会社の上司や目上の人を招待することが多く、また親族も多く招待するため、招待状の差出人は、両家の父親の名前で出すことが、本来のやり方です。

最近は、本人たちの名前で出すことが多くなってきていますが、それほど重要なアイテムになります。

したがって、宛名書きは非常に丁寧に毛筆で書かれることが望ましいため、専門の方にお願いすることがよくあります。結婚式を挙げる式場の多くは、専門の書き手を常駐させていたり、専門業者に依頼できるようになっています。

専門の方にお願いすると、当然、費用がかかるため、本人で書かれる方も多くおられますが、少し失礼な行為にもあたりますし、汚いだけならまだしも、誤字などがあると、非常に失礼になりますので、可能な限り、プロの方にお願いするようにする方が無難でしょう。

見た目がきれいならと、印刷で作ってしまう人もいますが、それもまた軽々しくて失礼な話です。

忙しい中、自分たちだけのために時間を作り、ご祝儀を持って、来ていただけるわけです。中には遠くからわざわざ来てくれる人もいます。そのことを十分に踏まえ、招待客には、くれぐれも失礼がないように、宛名書きは、達筆な字で書かれた招待状を用意するようにしましょう。